2019年01月28日
ワット・アルン…タイ旅行記2
市街地にチャオプラヤー川沿いなど、たくさんのエリアに分かれるバンコクで
今回、活動範囲のひとつに選んだのはワット・ポー周辺でした。
街なかにある無数のマッサージ店をひとつひとつ探し回るのもいいけれど
できればワット・ポーのマッサージに通いたいなあと考えたことと、
川沿いにいると何かと便利だからというのが主な理由です。

とにかく多くの船が行き来するチャオプラヤー川。
写真手前に写っているのは団体用観光船、右の黄色い船は水草掃除船。
このほか水上バスや水上タクシーも、ひっきりなしに往来しています。
とはいえ、巨大建造物好きなのでどうしても、神社仏閣や遺跡巡りの時間が増える。
川を挟んでポーの対岸にある、ワット・アルンにも出かけました。
上の写真右手の奥に写っている、白いヤングコーン状の建物です。
ワット・アルンは「暁の寺」という意味。
川の西側にあるため、朝日が正面に当たります。
アユタヤ時代、
この地にワット・マコークという小さなお寺が建立されました。
1779年、トンブリ王朝のタクシン王が
霊験あらたかな守護仏である「エメラルドの仏像」をこの場に安置し
名もワット・アルンと変えて、第一級王室寺院とされたのだとか。
その後、王朝の変遷とともに、
エメラルド仏は王宮の敷地にあるワット・プラケオに移されましたが
ワット・アルンはワット・プラケオとワット・ポーに並ぶ
「バンコク三大寺院」のひとつとして、多くの人に愛されているそうです。
特にワット・ポーとは、セットで見て回れる距離感。
ポーでフットマッサージを受け、元気になってから出かけました。
ワット・ポーのそばに渡船場があって

細身で速い水上タクシーや遠くの街並みを眺めているうちに
対岸のワット・アルンに到着です。乗船時間は5分くらいかな。
80mもある、ワット・アルンの中心の大仏塔。
傾斜が急で、ここから先は侵入禁止になっていました。
手すりが付いていたので、以前は上がれたんでしょうね。
…とは言え、この回廊に上がる階段も急なうえ、
手すりもないので注意が必要です。
ワット・アルンをはじめ、ポーやプラケオも観光地である前に宗教施設。
ノースリーブや短パン、サンダルはNGなどの決まりがあるほか
敷地周辺を多くの僧侶が歩いています。
塔の上部には装飾のひとつとして無数の鈴。
風が吹くと、軽やかな音がカランカランと響きます。
涼やかで心地いい。
ヤックという鬼神と
モックという猿神が塔を支えています。モック、誰かに似てる…?
塔の装飾は、ほとんど陶器で作られていました。
当時、中国から大量に輸入されていたという陶器の破片を
一枚一枚手作業で貼ってあるようです。
塔の繊細な模様や細工に合わせて、
もとは器であろう鮮やかな陶板の形を揃え、色を合わせ、数を集め…
気が遠くなるほどの手間がかかったモザイクアート。
西陽に映えるなあ。
このワット・アルンは数年がかりの改修工事が終わったばかりで
最近は特に真っ白なカラーリングも話題なんだそうです。確かに白かった。
対岸の向こう側には、改修中のお寺もありました。寺院や仏塔の足場って、わかりやすい形してますね。
夕陽とともに。
暁の寺ではありますが、西陽や夕焼けが似合う。
夜になるとライトアップされて、更に雰囲気を変えます。
お寺巡りは写真もたくさん撮れて楽しいなあ。
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