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2020年01月30日

愛にユーモアをまぶして踊れ_ジョジョ・ラビット

愛にユーモアをまぶして踊れ_ジョジョ・ラビット

2020年1本めに「ジョジョ・ラビット」を観ました。

ナチスドイツに強烈に憧れるドイツ在住10歳男子・ジョジョが
家のなかでユダヤ人少女と出会って少しずつ変わっていくお話。
自分では結べない靴ひもをお母さんに頼ってばかりいた少年が、
誰かの靴ひもを結ぶようになるまでの、成長物語でもあります。

どの要素をとっても素晴らしかった…きっとこの先、思い出しては何度も観る。

ジョジョや同世代の子どもたちは、
私たちが子どもの頃戦隊モノの特撮ドラマを楽しんだのと近い軽さで
武器を持ち敵を倒す「戦争」を、正しくポジティブなものと捉えていて
あまりの無邪気さに背筋が凍る思いがしました。教育は洗脳になるんだな。

スカーレット・ヨハンソン演じる母・ロージーは
そんなジョジョのことを危惧しながらも否定はせず、
我が子に自身の思想を押し付けることもなく
隣に立ち愛情を注ぐという方法で見守っていて、理想的な母親。
「大人の女って何?」という問いへの回答が名台詞でした。
恐れずに人を信じたい。

一番身近な存在であるロージーをはじめ、
周りの大人たちがジョジョに向ける視線はどれもあたたかいけど
この時代じゃなかったらもっと…という気持ちにもなります。

とはいえ、人々はは軽口を叩き、おしゃれしながら生活を送っている。
戦時中の生活を描いた作品といえば
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のすずさんは
ジョジョと同じ時代の日本に生きていたことになりますね。
できるなら2作品合わせて観たかったのだけど
山口県内での「この世界の〜」上映タイミングを逃してしまい、
悔しい思いをしているところです。
「ジョジョ・ラビット」の上映館も、山口県内では今のところ下関のみ。
県内には下関、宇部、周南、防府と映画館が点在していて
都合のすり合わせがなかなかに難しいのです。
どちらも今後、上映館が増えますように。

3年前に公開された「この世界の片隅に」の感想文はこちらです↓↓

あちゃー。


個性が際立つ登場人物1人1人と同じくらい、音楽も主役の1人に感じた。
いくつかのシーンはMVを観ているようで、ミュージカル映画?と思うほど。
音楽は最後の最後まで、物語に添っていて素晴らしかったです。

アカデミー賞、獲るかなあ。

公式サイトはこちら


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Posted by 上野 紋 at 23:00 │観たもの聴いたもの