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2023年01月06日

明けまして2023


一番身近なうさぎは、去年やって来た私の相棒です。

あけましておめでとうございます。

12月の中旬にコロナ陽性となり
年明けまで、ほぼ家にこもっていました。
診察を受けることなく完全自宅療養だったのですが
いやこれは…厄介ですね…。
人によって症状や程度が全く異なる点も手ごわい。

ともあれ回復して、2日にようやく初詣。



ここからいいことがたくさんありますように…!!!!

数年前までは毎年ひとりで行っていた
「漢字1文字を今年のテーマとして掲げる」を
久しぶりにやってみようと思い立ちました。


「開」


かな…。


自分や身の回りの風通しをよくして
人との交流を活発にできるように。
知らない分野や新しい場所へも
軽やかに出かけられるように。
自分の気持ちを率直に開いて
良いものづくりに繋げられるように。

2022年も私にとってはスタートでしたが
どちらかというと守りを固めるイメージでした。
人と会おうと計画するも断念…ということも数度あって。

今年は仕事を再開することもあり
ここもひとつの出発点だなぁと感じています。

人に会いたいし、旅もしたいなあ。

みなさんにとって、楽しいことが多い1年になりますように。
本年も、どうぞよろしくお願いします。  

Posted by 上野 紋 at 16:57徒然

2022年11月22日

酉の市行ってきたよ

今月はちょくちょく出かけている。
友達に会いに出かけたり、イベントごとをのぞいたり。
散歩の範囲を広げる感覚で、初めて歩く街も楽しいです。

先週は練馬・大鳥神社の酉の市へ出かけました。
都内各地にある、おおとり(大鳥、大鷲など)神社で
11月の酉の日に開かれる祭礼だそう。
東京中心だそうですが、関東各地でもやるんだろうか。

知人などがSNSであげている熊手の写真が
数年前から気になっていて、
行ってみたいけど、このタイミングに東京に行くことある?と
半ば諦めていたのです。
あったよタイミング。住んでたよ。

露店が並ぶ歩行者天国をぶらぶらするのも
コロナ禍以降は初かも知れない。
初めての街で感じる、久しぶりの祭りの空気が嬉しかった。

昼間だったので特に混雑もなく、お参り完了。
露店で熊手を買う皆さんの手締めを聞きながら
自分がどの熊手を選べばいいのか悩んだ末に
ひとまずは、神社の熊手をいただいて帰ってきました。


来年はまたいちから始める気持ちで、仕事もがんばります。

ライブ観たり展覧会に行ったり人に会ったりと
生活の基盤以外の用事で訪れるときは意識しなかったけど
東京には地に足ついた暮らしもお祭りも、
他の地方と同じようにあるんですよね。
そりゃあ東京が地元という方も多いから当然だけど、
生活感の振れ幅が大きくておもしろい街だなと感じています。
東京に引っ越してまる1年になりますが、
どうも、自分の住む地域の生活感にホッとしているところがある。

そういえば以前山口で、知人と縁起物の熊手の話になって
「掃除の時使うアレ(熊手)はガンゼキでしょ?
 他の県じゃガンゼキって言わないの?」
「たぶん山口弁じゃないかな…聞いたことないですね…
 神社でもらう縁起物もガンゼキって呼びます?
 え、縁起物は熊手なの?なんで???」
…などと、くだらないやりとりで盛り上がったことを思い出した。
知人の解釈では
縁起物と潮干狩り用に使うアレは熊手、掃除用具はガンゼキだそうです。
全部熊手じゃないんだ!

こういう、ちょっとしたきっかけで教わる方言って
突然思い出すもんですね。茨城のあおなじみとかね。  

Posted by 上野 紋 at 23:40徒然東京のこと

2022年07月07日

小さなケアをしあえる関係_ベイビー・ブローカー

鑑賞数日前に観たテレビ番組のインタビューで
是枝監督が話していた
「擬似家族の、その先へ行こうと思った」
という一言が、ずっと印象に残っていました。

そういえば「万引き家族」も擬似家族の話であり、
母になりたかった人が、法を犯して母になる話だった。

「万引き家族」の感想はこちら。


赤ちゃんポストにブローカー、その背景にある事件や経緯など
「ベイビー・ブローカー」で描かれる社会問題のひとつひとつはハードですが
出てくる人がほとんど、ナチュラルに優しかった。
何気なく優しさを渡したり、小さなケアをしあうことが
こんなにも救いになるんだな。

主演のソン・ガンホさんをはじめ魅力的なキャストが集まるなか
私は終始、ペ・ドゥナ様演じる刑事の所作に釘付けでした。
この刑事の気持ちや事情が説明されることはほぼないのに
車の窓にくっついた花をつまむ、
赤子を抱いて小さな指に触れる…など
指や視線の細かい動きから、心情が伝わってくる。

ああ、きっとこの人も「持ちたい」と思ってきた人だ。
「持たない選択」をしても、選択せざるを得なくても、
その選択に一度はしっかり納得していても、
小さな迷いや後ろめたさは、きっとあるだろうな。
…と、語られない背景にまで想いを巡らせてしまう演技。
目が離せなかった。

作中で主人公がサラッと口にしたセリフや
ラストで描かれた「擬似家族の、その先」が眩しかった。
「くぁーどぅ宝(子は宝)、皆で育てようね。」
島で何度も聞いた、まさにこれです。

「母はケアする人」「家族はこうあるべき」という
凝り固まった価値観を
さらっと洗い流して着替えられたらいいな。
母親になった人が1人で全て背負い込まず
「母」という役割も、子どもを育てることも
分かちあえたらいいな。
「母」や「父」といった役割を全うする以前に
人と人として互いをケアしあえる関係がいいな。



余韻のあまりパンフレット購入を忘れてしまい
気づいたら家に帰っていたため
翌日改めて、パンフだけ買いに行きました。  

Posted by 上野 紋 at 06:00観たもの聴いたもの

2022年06月03日

お久しぶりです

ブログは毎度お久しぶりです。
Twitterやらインスタやらに思いつきを垂れ流していると
ブログにまとまった文を書く頻度が下がってしまうな。

さておき、春に子が生まれました。




↑写真と一言のはずが、結局あれこれ書いてしまうというね。

妊娠出産にまつわることはセンシティブなもので
状況も選択肢も考え方もひとりひとり違うため
たとえば
「結婚しているなら子がほしいに違いない」などと
一括りにすることにも、されることにも
強い違和感がある。

一方で、自分の経験談を考えてみると
私1人で完結する部分はほとんどなく
身近な人について勝手に書くことにも抵抗がある。

結果、取材報告みたいな文章になったのでした。

とはいえ、助産師の皆さんに救われたのは事実。
ケアワークの凄さ、コロナ禍の壮絶な医療現場を
目の当たりにしました。

入院から分娩まで5日、破水からは24時間かかって
陣痛のほか嘔吐や発熱とてんこ盛りだったけど
都度、笑顔で励ましながら的確な処置を施し、
熱と痛みでうめく中、明け方まで腰をさすってくれた。
皆さんの顔と名前は忘れられません。

…と、
SNSのタイムラインに放流するのは控えたいけど
ある程度公開する形で書き残しておきたいことも
やっぱりあるよなぁと感じています。

すっかりアニメ感想文置き場と化したnoteとは別に
このブログには今まで同様
観たもの聴いたもののことを中心に書くつもりです。
引き続きよろしくお願いします。


「ちょっと!手形写真撮るから広げてよ!」の図。  

Posted by 上野 紋 at 17:49徒然

2022年01月14日

観た映画2021

どんどん身動きが取れなくなった2020年を経て
「それでも動ける範囲で」と手を伸ばした1年でした。
制限もあるけど、できることまで止める必要はないし
考えすぎて自らがんじがらめになるより…と
開き直った感じもあります。
近場で初めての場所に行ったりもしたので
追い追い、旅の振り返りもしますね。
まずは観た映画から。
リンク先は、感想文ブログやツイートです。

2020年の映画はこちら。


2月はしばらく「花束みたいな恋をした」のことを
考えていた気がします。
男女の関係なく対等だった2人が
「背負う人」「背負われる人」になるプロセスが、
背負うのも背負われるのも嫌だったはずなのに
無意識に背負おうとしていた過去の自分と重なって
グサグサ刺さった。

この映画にまつわる曲として「勿忘」を出して
ブレイクしたAwesome City Clubは
2020年のアルバム「Grow apart」が大好きです。
1曲め「トビウオ」↓↓


正しさや素晴らしさを根底から問われた気がした
ヤクザもの2作品も印象に残りました。
寂しさに満ちた「ヤクザと家族〜the family」
最後のシーン、次世代2人の視線が忘れられない。
「すばらしき世界」を観たあとは、
重い余韻を引きずりながらパンフレットを買い
フラフラと帰って読み漁りました。
パンフレットに収録された脚本を読むと
完成映像には入っていない関係性や
細かいセリフも確認できて想像が広がった。

「セーラームーンEternal」はなんだかんだ言いつつ
キャラデザインは往年の感じでかわいかったし、
過去作サントラに手を出すきっかけになりました。
音楽といえば「竜とそばかすの姫」
ベルの歌もサントラもぐるぐる聴いたなぁ…。
佳穂さんの声と歌を楽しみに出かけて、
期待以上のものをばーーん!と浴びた感じ。
millennium paradeは
「ヤクザと家族」の主題歌も印象的でした。
2021年紅白の個人的優勝(?)は
佳穂さんとミレパだと思っています。

「ブラック・ウィドウ」「ラーヤと竜の王国」
年末の「ミラベルと魔法だらけの家」と
女性主人公とシスターフッドを描いた
マーベル、ディズニー作品もよかったな。
女性同士の派手な戦闘や争いの先にある
連帯と解放にじんとしました。

配信で観たなかで特に印象的だったのは
フランス版シティーハンター
懐かしさやお約束をただなぞるのではなく
原作への愛とリスペクトを昇華させながら
B級コメディとしての魅力もあった。
軽い気持ちで観たいときに是非。

最後にシンエヴァのことを。
いくら遠い昔に衝撃を受けたとはいえ
今まで新劇場版シリーズは流し見だったんです。
それが、シンエヴァ公開4日前から突然
気持ちが盛り上がってしまった。
宇部という街とゆかりができて、
宇部で完結を見届けたことが大きかった。
この街を知らずに最後まで観たら
印象も余韻も全く違っただろうな。
私の中ではもはや、全編通して
エヴァというより「ウベンゲリオン」でした。
ちょっとでも興味のある友人各位を、
いつか山口県内案内してまわりたいほどです。
おかげでPodcast番組を始める踏ん切りもついた。



公開初日の上映後、ふらふらと出かけた宇部新川駅。

結果的に劇場で観た作品は24本、テレビや配信で10本。
7月末までに観た劇場公開作は21本と、
前半は調子が良かったものの、8月以降失速しました。
特に単館系作品を全然追えなかったのは心残りです。  

Posted by 上野 紋 at 16:13徒然観たもの聴いたもの