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2024年02月22日

ウチにはぷしゅが必要だ_シナぷしゅ the MOVIE

ちょうど出産直後、近所の映画館で、コロナ禍に伴って休止していた赤子連れ鑑賞企画が再開しました。
週に1度の午前中、赤ちゃんも一緒に大人の娯楽作を観ようという企画です。照明は明るめ音も優しめ、赤子が途中で泣いてもOK、スクリーンが大きく座席数も多いので立ってあやしてもお互い様、ベビーカーを停めるスペースもオムツ替えベッドもスクリーン内に完備!と、赤子連れの保護者にはありがたい配慮ばかり。おかげさまで私も、生後3ヶ月頃から気軽に映画館へ連れて行くことができました。
ただそれはあくまで、私が観たい作品に子を連れて行く形での映画館。
本人が好きな作品を観るぞ!という意味での映画館デビューは「シナぷしゅ the MOVIE」です。

「シナぷしゅ」はテレビ東京で放送されている、0-2歳児向け番組。
YouTubeやTVerなどを通じて観られる、全国で人気の赤ちゃん番組です。
子が生後6ヶ月になったころ、私の気分転換がてらTVerでなんとなく流すようになって、楽曲のクオリティとアニメーションにすっかりハマりました。今ではドライブ中や飛行機移動、眠いときなど、子の精神安定の頼みの綱です。どんなにぐずっても曲が流れるとピタッと泣き止む。絶大な信頼。

何がいいってアーティストの人選と楽曲がいい。たとえば私の番組内の推しキャラ「そらのライオン」を演奏するのはKEMURI。え!?KEMURIってあのケムリ!?と画面を静止してクレジットを凝視、インターネットで検索。ヴォーカル伊藤ふみおさんのコメントを読んで目頭が熱くなったのが最初でした。





奄美がらみでは城南海さんが「みなみのしまのあそびうた」という曲を担当しています。固有名詞をほぼ使わずに、奄美大島の情景や固有の生き物を描写している大傑作です。よく聞くといきものの鳴き声まで仕込んである。こちらも、ある日突然稲スリ節と南海さんの歌声が聞こえてきて、びっくりしてクレジットを凝視。作詞作曲も南海さんで、「全国の赤ちゃんたちがこの歌を通じて初めて、無意識に奄美に触れるのか…こんな形で島を表現できるのか…南海ちゃん天才だよ…」としみじみ泣きました。シマッチュ皆聴いて。そして観て。





これらの楽曲は、こども番組ではお約束となっている「今月のうた」として毎月追加されています。ほかにも坂本美雨さん、chelmicoやパソコン音楽クラブ、ポップしなないで…といったカラフルなラインナップ。新曲も、何度も聴いているうちに我が家のスタンダードになっていく。今では私自身の、新しい音楽との接点として頼りにしています。

TVerには過去の番組5年分ほどが全話アーカイブされています。これがほんとうに助かる。私は初回放送前のプロトタイプ版まで遡って、全話観ました。対象年齢の子どもがいない音楽好きの友人にも激推ししています。

映画は、テレビ版でお馴染みのキャラクターたちが勢揃いで、集中力の続かない赤ちゃんたちの気を引き続ける盛りだくさんの内容。時間も40分と短めなのに見応えがありました。肝心の子は昼寝に重なってしまい、前半半分くらい寝ていましたがまあそれはそれ。私が楽しかったからいいや。

最後には、映画館デビューの記念写真を撮る時間も組み込まれていた。至れり尽くせり。

ウチにはぷしゅが必要だ_シナぷしゅ the MOVIE


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